MURATA黄昏37〜memory melody〜 終演いたしました

MURATA黄昏37〜memory melody〜

終演いたしました

ご来場くださった皆様、ありがとうございました

終えて、今想うことをちょっと書いておきます




普段生活していると、ある時の情景が急に頭の中で再生されることが多くあり

いつもなんで急にこれ?と思っていました

その風景は劇的な何かでもなく

ただ何となくそこにある

母親の車の後部座席の窓から見ていたバイパスの途中の風景や

高校の頃に通学の自転車で走っていた田んぼ道

誰かが話してた僕には関係のない会話

そんなことがなぜだか急に思い出されて

ただただ僕の中に記憶順位は低めだけど

ちゃんといるよって

お知らせしてくるみたいな感じでした




優先順位が高いモノも低いモノも僕の中にある記憶は

良くも悪くも

もうその時のモノではなく

時間が経過する中で少しずつアップデートされてきた記憶です

多分「こんな事思ってなかったな」って

客観的に見ている自分もいながら

その記憶と向き合ってみたりしました



形にしてみようとしたら

とんでもない角度からその記憶を形にしてみようという思考になり

それはもう、最初にあった記憶とは全く関係のないものになりました


全ては断片的なもので

もともとは意味があって

でもつくっていくうちにその意味を

少しずつ少しずつ壊したくて

壊した破片達を見てもらいたいと思っていました

どこまで壊せたかはわかりませんが

まあ壊れたモノにはなりました



ただもっと壊せるかも

って思ったのが今の自分の感想

もっともっと壊していって

それがただの破片なんだけど

キラキラ輝いてみえるような作品をつくりたいです





ソロでタップを踊ることは心の中を泳ぐような感覚で

上手に泳げている時と、溺れそうな感じでバタバタしている時といろいろあって

タップの音やリズムが自分の中を目紛しく回遊し色々な波紋を立てているのがわかります

そんな時が“踊り”というものを一番感じている時間

そして、その時の踊り自体が僕にとっての祈りというものなのかもしれません


そう感じていると、ふとタップダンス自体への感謝の気持ちが自然と全身に芽生えてきて

本当にタップって凄いものだなって

大げさかもしれないけど、、細胞感覚で感じることができます


そして体感するとまたタップダンスへの想いや感謝を改めて形にしていく必要がある

んだなと思うし、それが自分なりの言葉や行動でできるようになりたいです




スタッフの皆さんとも、とにかく話をして改善改善の連続の4日間でした

話している時間は

こういうのがしたかったんだーと思う時間でした

たくさんのご協力を頂けた事がとても嬉しかった

最終的には自分が決定を下すとしても

そこにどんな風にみんなが関わってくれているか

ということをもっと意識したいとも考えました

僕の頭にあった風景をこんなに素敵に形にしてくれる人達が

周りに沢山いてくれるんだなって思うと感謝の気持ちが凄く湧きました

そういう方達とどんな風な人間関係・信頼関係を作り上げていけるかどうか

がとても大切だなとも感じました


感謝とか言葉にするとどうしても

自分は嘘くさいと思い始めてしまうのだけど…

ダメな癖です…でも本当に感謝でした

みんなのパワーを僕に下さいと思うような元気玉を集めているような時間でした

ありがとうございました



そして、みんなのパワーにもなれるような人になりたいです


ソロを踊る時にはいつも

ひとりではない事を感じて

ひとりで舞台に立ちます

“人生は他者だ”

と、この数年想うことが

ソロでやる時にも強く感じられました


次にやることも明確になりました

沢山課題ができて

またタップを練習しようと思える事が出来た大切な時間でした

ここからは

改めてタップへの感謝と

周りにいる皆さんへの感謝を胸に

踊りと向き合っていきたいです


ご来場くださり、本当にありがとうございました






あれ、いつの間にか終わりになっちゃいましたw


また書きます























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